突然襲ってくる地震などの自然災害。近頃は大きな地震も頻繁に発生しています。また大型台風も日本列島を直撃しました。そのような被災にあった時には避難所生活も想定しておかなければなりません。震災は突然襲ってきますが、大切なのはそのあとです。震災に備えて飼い主であるあなたが今のうちにできることとはどういったことでしょうか。
犬が地震を予知?不安な気持ちから守ってあげよう
犬はもとより、動物は人間よりも危険を察知する予知能力が発達していると言われています。そのメカニズムは厳しい自然環境の中で暮らしてきたことに起因するのか、あるいは文明が進んだ人間の方が退化してしまったのか不明です。いずれにしても愛犬が一番頼りにしているのは飼い主であるあなたです。犬が地震を予知した時に、精神的にどのようになってしまうのか、どのような行動をとるのか、ということを覚えておくと、飼い主のみならず、愛犬も落ち着いて次の行動に移ることができます。不安な状況を取り除くことも、リーダーである飼い主の役割です。
犬が地震の前兆を予測する?各地でさまざまな言い伝えが
地震の前兆を予測することは私ども人間でも可能です。例えば、地鳴りがする、井戸などの水位が変動する、地震の前にナマズが騒ぐ、海面が発光するなどが起こることを聞いたことがあるのではないでしょうか。このような地震発生前に起こる現象を宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)と言います。宏観異常現象には、言い伝えやことわざなども含まれており、科学的な実証が乏しいものもあります。
また、日本愛玩動物協会が阪神淡路大震災後に行った調査によると、25%以上の犬に異常行動が認められたという調査結果もあります。山間部や都市部などの違いに関わらず、各地で犬の異常行動に関する実例が存在しています。このような異常行動は世界中のいたるところで散見されています。
下痢や吐くことも!犬が地震が予知したときの行動
犬は地震発生前に、落ち着きがなくなる、異常に吠える、遠吠えする、同じ場所をくるくると回る、飼い主の言うことを聞かないなどの異常行動が見受けられたようです。また、なかには地震発生の数日前から、原因不明のおう吐や下痢などの症状があったという例もあります。しかし、すべての犬がこのような行動をとったわけではありません。なぜ、犬は地震を予知することができるのでしょうか。
なぜ犬が地震を予知する?予知のメカニズムとは
犬が地震を予知するメカニズムについては、現在でも不明なことも多く、世界中で研究が進められています。これまでの実証研究や経験値に基づき、科学的に説明できるものは次の3点です。
- 電磁波を察知している
- イオン濃度を感知している
- 帯電エアロゾルを感知している
この中でも、犬が地震による電磁波を察知して予知しているというメカニズムは、気象庁が緊急地震速報を一般に提供しているものと同じメカニズムと言われています。地震が発生すると地震波が発生します。地震波はP波とS波の2種類あり、P波の方がS波よりも早く伝わります。この地震波の速度差により、各地に設置された地震計がP波を検知して緊急地震速報を流しています。犬にもこのようなP波を察知する能力があり、地震前に異常行動を起こすのではないかと言われています。
愛犬が何かに怖がるようなら安心させてあげて
人間社会で暮らす犬にとって飼い主はリーダーです。地震などに限らず、愛犬が何かに怖がり、異常行動を起こしたときには、まずはリーダーであるあなたが、落ち着いた行動をとらなければなりません。また、愛犬が異常行動を起こしたからと言って、怒ったり押さえつけるようなことをしないで下さい。愛犬の傍に寄り添ってもいいでしょう。あるいは、場合によっては無視することも大切です。リーダーが落ち着いていれば、愛犬も安心します。不測の事態に備えて大切なことは、日頃から上下関係をはっきりとさせ、リーダーは飼い主であるあなたであるということを、しっかりと教え込まなければなりません。そのためにも、愛犬に対する「しつけ」は非常に大切です。
地震の時にも一緒にいられるようにハウストレーニングを
犬はそもそも穴を掘り、巣を作って住む動物でした。人間社会に住む犬にとって、巣の代わりになるものはハウスです。多くのご家庭ではハウスを用意されていると思いますが、食事や睡眠などを安心して過ごせる場所として、犬にとってハウスは、まさしく家となるのです。
また、大地震などで被災にあった場合には、人間と同様に愛犬も精神的に不安定になります。そのような時にも愛犬が安心できる場所として、ハウスが必要なのです。
どうして「ハウス」のしつけが必要?
先ほどもご説明しましたが、犬は穴を掘って巣を作り、そこで休みます。つまり、安心して過ごせる場所が巣(穴倉)=ハウスなのです。放し飼いにしておくと落ち着かない犬になってしまい、家の中を散らかしたり、無駄吠えの多い犬になってしまいます。しかし、ハウスを与えると、そこが自分の居場所であると認識します。そして一番大切なことは、犬と人間の住むところを明確に分けることにあります。放し飼いにすると、犬は人間と同格であると勘違いしてしまい、人間の言うことを聞かなくなることがあります。ハウスをしつけることによって、飼い主であるあなたがリーダーであることを理解します。犬世界は縦社会です。常にリーダーに従わなければなりません。人間社会で共存するためにも、リーダーはあなたであることをしっかりとしつけてください。そのためにも、ハウスのしつけは重要なのです。
犬が落ち着けるクレートを用意
犬と暮らすためにも、クレートは必需品です。クレートはケージに比べると狭いため、犬が可哀想ではないかと思うかもしれません。しかし、適度な狭さが、犬にとっては自分の居場所として認識しやすいのです。
犬用のクレートにはいろいろな種類がありますが、できればプラスチック製の固いものを用意しましょう。また、小型犬であれば手で持って運ぶことは容易ですが、中型犬以上の場合にはキャスター付きのものがいいでしょう。クレートの大きさですが、犬が中に入った時に向きを変えることができる大きさのものを選びます。
クレートをお持ちでない方がいるようですが、地震の備えとして必要なだけでなく、動物病院に連れて行く時や、クルマで移動する際には愛犬をクレートに入れて連れて行く必要があるため、必ず購入してください。動物病院には犬以外にも猫や他の小動物なども来院します。犬は縄張り意識が強いため、見慣れない動物がいると吠えることがあります。また、クルマで移動する際も、愛犬をクレートに入れておかないと、何かの拍子に犬が車外に飛び出す危険性があります。このような危険を回避するためにも、移動の際にはクレートに入れておかなければなりません。
初めはご褒美OK! いつでも指示を聞いてくれるようにしよう
クレートを購入しても、きちんとしつけをしないと自分の居場所であるということを覚えてくれません。そのためにもクレート・トレーニングが必要です。トレーニング方法は次のとおりです。
- ご褒美のおやつで、クレートまで連れて行きます
- クレートに入れる時には、「ハウス」とコマンドをかけます
- クレートに入ったら、褒めてあげます
なお、クレートに慣れるまでは、扉を閉めないようにして、犬が自由に出入りできるようにしておきます。クレートは閉じ込める場所ではなく、愛犬にとって居場所のいいところだということを覚えさせる必要があります。根気よくしつけることによって、クレートは自分にとって居心地のいい場所だと覚えてくれます。また、朝晩の食事も同様にして、クレートの中で食べさせるようにしてください。
クレートで移動できるところまでトレーニングしよう
クレートが自分にとって居場所のいいところだと愛犬が理解し、「ハウス」というコマンドでクレートに入るようになれば一安心です。次のステップは、クレートに入れて外出できるようにしつけましょう。少しでも居心地が良い場所にするために、クレートの中にタオルや毛布を敷いても構いません。おもちゃを与えてもいいでしょう。クレートに愛犬を入れたまま、クルマなどで外出してみましょう。慣れるまでは短時間でも構いません。少しずつ乗車する時間を延ばして、トレーニングを重ねてください。
>>>愛犬のケージ選びでお悩みの方はコチラの記事もぜひご覧ください!
関連記事:小型犬のケージはどんなものを選べばよい?おすすめ商品5選をご紹介
地震後も油断大敵!避難所から追い出されることも…
日本は地震大国と呼ばれるだけあって、古来から地震により多くの被害が生じています。震災に遭われた方のご苦労は察して余るものがありますが、近年は災害後に避難所を設置するなど、行政の対応も、少しは進んできているような感じを受けます。災害に遭われた方の中にはペットを飼っていらっしゃる方もおり、避難所にペットを連れて行かれる方もいるようです。しかし、避難所にペットを連れて行って良いものか確認が必要です。中には避難所から追い出されたという話も聞きます。あなたがお住いの自治体のホームページなどで事前に確認しておきましょう。
せっかく一緒に避難したのに犬は避難場所NG!?
愛犬を連れて避難所まで逃げ切ったからといって、必ずしも私たちの安全が確保されるわけではありません。
避難所では大勢での共同生活になりますので、自分自身と大切な愛犬の身を守るためにも、避難所にはさまざまな方がいることを理解しておく必要があります。
同行が基本のはずなのに「厳しいかも」環境省が発表
環境省は2013年6月に「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を作成しました。ガイドラインによれば、これまでの大災害時の経験から、飼い主とペットが同行避難することが合理的であると認めている一方で、避難所において動物が苦手な方や多くの避難者がいっしょに避難してきたペットに対する取扱についても苦慮していると記されています。その後、熊本地震における実態を踏まえて、環境省では2018年3月に「人とペットの災害対策ガイドライン」という改訂版を作成しました。この改訂版では、ペットの同行避難について整理されています。
「同行」と「同伴」は違う
環境省は、同行避難が原則であるとしていましたが、改訂版では「同行避難が避難所でペットと一緒に過ごすことを意味するものではない」と明確に示しました。これは避難所によってペットに対する対応が違ったことや、場合によっては在宅避難もありうること、ペットの避難は飼い主が責任と自覚を持ち、そのためには日常のしつけが重要であることなどが盛り込まれました。なお、「同行避難」と「同伴避難」の違いは以下のとおりです。
同行避難:より安全な場所(避難所など)にペットと共に避難行動すること
同伴避難:被災者が避難所でペットを飼育すること。ただし、同室での飼育は意味しない
また、避難所でペットを同室で飼育できるか否かの判断は各避難所に委ねられています。
避難所にはさまざまな人がいることを理解しておこう
突然の災害で、避難所には様々な価値観を持った人が集まってきます。当然、動物が苦手な人もいます。
犬アレルギー人にとっては地獄の環境…
アレルギーには原因があり、犬アレルギーの場合、犬の体内で生成される物質が原因となります。犬アレルギーは7種類あり、その中には、犬の毛、フケ、唾液なども含まれています。避難所では自宅から避難してきた人たちが集まっています。果たしてどの人が犬アレルギーなのか、全くわかりません。不安な中、不自由な避難所で過ごしている犬アレルギー人のそばに、愛犬を連れて避難してきた人がいた場合には、地震や日常生活の不安に加えて犬アレルギーにも怯えなければならない状況は、まさに地獄のような環境と言えるでしょう。
震災時に飼い主が殴られるという事件も…
2016年4月に発生した熊本地震のある避難所では、犬を連れた飼い主が、別の避難者に殴られるというトラブルがあったそうです。この避難所では居住スペースへのペット同伴が禁止されました。避難生活はストレスが溜まります。自分の愛犬が可愛いからといって、他の人も可愛いと思ってくれるとは限りません。
お留守番ができないと避難所の外からも鳴き続けることも
このようなトラブルを避けるために、避難所では、人間の居住区域とペットの居住区域を分けるようになってきています。しかし、日頃からしつけをしていない場合、飼い主のそばにいないと鳴き続けることもあります。また、避難所に連れて行けない場合、家に愛犬を置いておかなければならず、鳴き続けている犬がいるという話も聞きます。これは、避難所で不安な毎日を送っている人にとっても、大切な愛犬にとっても、ストレスとなるでしょう。
ストレスが溜まる中、犬の無駄吠えは迷惑極まりない
避難生活は、日常生活を断ち切ってしまい不自由を強いる生活状況です。また、再び地震が発生するのではないかという不安の中で生活しています。そのような環境の中にあって、犬の無駄吠えは迷惑としか言いようがありません。飼い主と離れて犬が不安なことも理解できますが、無駄吠えなどをしないように、日頃からきちんと躾けることも、飼い主の責務と言えるでしょう。
離れてしまったときのためにお留守番トレーニングも重要
できれば被災生活を送るような事態にならないようにと願うばかりですが、天災は忘れた頃にやって来るという諺もあります。地震などの災害は、いつ自分に降りかかるか予測がつきません。万が一被災にあった場合に、愛犬と離れて暮らすことも想定して、日頃から愛犬のしつけを行なっておく必要があります。しつけは、人間社会で暮らす犬にとって必要不可欠なことです。
不安分離症の症状
不安分離症とは、愛着のあるものから離れることに不安を感じることを言います。この不安分離症は犬もかかると言われています。例えば、飼い主が買い物などで外出した際に、無駄吠えする、ものを壊すなどの問題行動を起こすこともあります。不安分離症の主な症状は次のようなものです。
- 無駄吠えする
- 物を壊す
- 食糞する
- 食事をしない
- 飼い主が帰宅すると興奮する
- ドアなどを壊す など
なお、このような行動を起こしたからといって不安分離症なのか、しつけができていないのか、あるいは他の病気なのか判断が難しいこともあります。獣医師に相談してみてもいいでしょう。
飼い主がいなくても大丈夫だと安心させてあげよう
犬の祖先のオオカミは群れをなして生活しています。そのため犬も孤独を嫌います。しかし、人間社会で暮らしている飼い犬には飼い主がいなくても不安にならないように、居心地のいい場所を作ってあげましょう。先ほども説明しましたが、居心地の良いと思わせるクレートに慣れさせます。安心できる居場所があるだけでも、犬は安心して過ごすことができます。
>>>不安分離症のトレーニングについての詳細はコチラの記事をご覧ください!
関連記事:犬の分離不安症を知り、ストレスフリーな毎日にしてあげましょう
愛犬や周りの人を守るためには無駄吠えトレーニングを
無駄吠えには理由があります。主な原因は犬が不安な時やストレスを抱えている時です。無駄吠えの理由と対処方法が分ければ防ぐことはできます。
避難所の人や犬にストレスを感じて吠える
避難所は見知らぬ人や、これまでと違った環境にあるため、犬は不安やストレスを感じて吠えてしまいます。飼い主がそばにいれば落ち着くこともありますが、先ほどもご説明したとおり、人間と犬の住まいを分けている避難所が多いようです。避難の際には、使い慣れたクレートがあれば、しばらくすれば落ち着いてくるでしょう。
できれば子犬のうちから社会化トレーニングを
無駄吠えをしないためのしつけは、仔犬のうちから行いましょう。仔犬にとって飼い主であるあなたは親と同じです。親であるあなたをリーダーとして認めさせ、人間社会で共存するためのトレーニングは早めにしておくべきです。トレーニングは根気よく行う必要があります。飼い主に構って欲しくて鳴くことが多いのですが、そのような時には無視しましょう。いくら吠えても構ってもらえないということを覚えれば、無駄吠えはしなくなります。
>>>犬の無駄吠えのしつけにお悩みに方はコチラも参考にしてみてください!
関連記事:チャイムが鳴ると犬が吠えてしまう・・・そんなときの対処法とは?
犬が地震でショックを受けていたらケアをしてあげよう
地震などの自然災害では犬もショックを受けるようです。その場合には、まずは飼い主であるあなたが落ち着いた行動をとりましょう。とはいえ、震災直後ですから、なかなか難しいことは想像がつきます。揺れが落ち着いたら、深呼吸をして、私たちが落ち着いた行動をとる必要があります。
地震後なんだか犬が元気ないみたい?
地震後に犬が元気がないようでしたら、不安やストレスを感じているのかもしれません。そのような時には抱っこしてあげたり、撫でてあげるなどして愛犬の不安を取り除くようにしてあげてください。
犬もトラウマになることがある
地震は大きな揺れの後、数日間あるいは数カ月に渡って余震が続きます。犬は人間以上に環境の変化に敏感です。度重なる地震で落ち着かなくなり、地震がトラウマになる場合もあります。
犬は地震でストレスを抱えがち
地震の被害によっては環境が大きく変わる場合もあります。中には避難所に移動しなければならないこともあるでしょう。このような状況で、犬もストレスを抱えることがあります。過敏になって吠えてしまう、落ち着きがなくなる、物陰に隠れる、食欲不振、体調不良などです。このようなストレスを抱えている愛犬に対して、飼い主ができることは、愛情を持って接することにつきます。特に大震災後は、人間もどうして良いかわかりません。また先々のことを考えると不安になるでしょう。しかし、飼い主が不安な状況は愛犬にも伝わります。飼い主が愛犬を不安にさせないようにしてください。
>>>愛犬にしてあげたいストレス発散方法はコチラの記事で紹介しています!
関連記事:犬のストレス発散・ストレス解消法をご紹介!ストレスフリーに!
迷子時のためにマイクロチップを入れておくといいかも
地震などの自然災害のみならず、迷子や事故にあった際にマイクロチップは愛犬の身元保証になります。動物愛護管理法では、犬やねこなどの動物の所有者は、自分の所有であることを明らかにするために、マイクロチップの装着等を行うべきだと定められており、近年ではマイクロチップの義務化も検討されているようです。
犬用マイクロチップってなに?
マイクロチップは、直径2㎜、長さ約8~12㎜の円筒形の電子標識器具です。マイクロチップには個体認証するためのユニークな15桁の番号が割り振られています。地震などで離れ離れになっても、マイクロチップを読み取りデータベースと照合することで、あなたの元に帰ってくる可能性が高くなります。なお、マイクロチップの埋め込みは医療行為にあたるため、獣医師しか行えません。費用も数千円程度ですから、マイクロチップを埋め込むようにしてください。
>>>愛犬にマイクロチップの挿入を検討している飼い主さんはコチラもご覧ください!
関連記事:犬にマイクロチップを付けていますか?役割やメリットについて
鑑札と注射済票は義務!最低限つけておこう
飼い主は、現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること、 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること、犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着することが法律で義務付けられています。犬の登録と狂犬病予防注射は居住する市区町村で行なっています。犬を登録すると「鑑札」が、狂犬病予防注射の接種を受けた際には「注射済票」が交付されます。狂犬病は人間にも感染し最悪の場合には死に至る病気です。また、鑑札には登録番号か記載されています。震災などで離れ離れになってしまっても、鑑札が犬についていれば、あなたの愛犬であることが証明できます。
また、災害後には愛護団体が迷子の犬・猫を保護するボランティア活動を行うことがあります。愛犬にマイクロチップや観察をつけておくことで飼い主を特定することができ、愛犬といち早く再開できる可能性が上がりますので、必ず付けておきましょう。
地震で迷子になると首輪だけで出会える可能性は低い
迷子になった愛犬は思った以上に疲労しており、見た目だけでは自分の愛犬かどうか判断できないこともあります。迷子になっても首輪を付けているからと言って安心してはいけません。多くの方は市販の首輪を利用していると思いますが、市販品は同じものが数多く売られています。本当に見つけた犬が自分の愛犬かどうかの判断は難しいでしょう。そのようなことにならないためにも、鑑札を付けておいたり、マイクロチップを埋めておくことは、人間と犬の両方にとっても大切なことなのです。
>>>犬の迷子札について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください!
関連記事:犬に迷子札をつけていざという時のために備えましょう!
地震前も地震のあとも愛犬と一緒にいられるように対策を!
日常生活を一瞬のうちに奪ってしまう大震災。人間に限らず愛犬も不安を抱えながら不自由な生活を送ることになります。地震に備えるだけではなく、人間社会で犬と共存していくためにも、しつけはとても大切です。また、犬と暮らす上で、法律に定められた飼い主としての義務を遵守しなければなりません。備えあれば憂いなし。万が一に場合に備えて、地震の後も愛犬と一緒に暮らせるように対策を講じておきましょう。
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