初めて犬を飼う人は、愛犬のためにどんなグッズを揃えたらよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。犬用のケージにも色々な種類があります。そもそも本当に必要なのか、犬にとってケージはどんな役割を果しているのか解説します。合わせて、小型犬におすすめのケージも5選紹介しますのでぜひご覧ください。
小型犬のケージが必要なのはなぜ?
リラックスさせるため
犬はいつも駆け回っているイメージが強いため、狭いところが苦手なのでは?というイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、犬の祖先は元々洞穴などの薄暗くて狭いところに身を潜めて生活していました。その血を引いているため、今も昔も変わらず犬は狭いところを好む傾向があります。
そのため、自分だけの狭い場所をハウスとして設定してあげることで、日常生活のストレスを軽減することができます。ケージを用意して、愛犬をリラックスさせてあげましょう。
ただし、リラックスできるからといってずっと閉じ込めておくのはNGです。寝るときや来客時などのやむを得ないとき以外は、できる限り外の空間で自由に過ごせるようにしてあげましょう。
置く場所として一番おすすめなのは、リビングです。犬は元々群れで生活をしているので、一匹でいるのは苦手ですが、リビングなら家族の様子が見えるので、犬も安心して過ごすことができるでしょう。
また、ドア付近やテレビの近くも避けましょう。このように、ケージを置く場所にも配慮すれば、より愛犬がリラックスして過ごすことができます。
しつけをさせるため
ケージは普段は犬にとって落ち着ける場所ですが、まだ遊びたい犬にとっては窮屈な場所となります。そのため、犬がいたずらをしたときなどにケージに入れて、その行為が悪いことだと教えてあげましょう。
ただし、このときにあまり無理やり入れたり、ケージを落ち着ける場所とまだ認識していないときなどは、ケージが嫌いな場所になってしまう可能性があるので、しつけをするときは注意しましょう。
居住空間を分けるため
犬が普段いる場所を決めないで放しておき、ベッドやソファの上などに自由に上がらせてしまうと、犬が飼い主のことを「自分の下」だと位置付けてしまうかもしれません。
犬は群れの中の上下関係で生きている動物なので、リーダーから自分の居場所を与えられていることで、主従関係を理解します。そして、守られているという安心感を抱きます。
そのため、飼い主に居場所を与えられると、飼い主がリーダーということを理解することにも繋がります。このような効果もあるため、ケージを使って犬と飼い主の居住空間を分け、「人間の方が上」ということをわからせることができるのです。
また、居住空間を分けることで、他の動物や小さい子どもを守ることができます。犬が攻撃をしたつもりはなくても、小さな子どもや他の動物がちょっかいを出したことで反撃をしてしまい、大きなケガに繋がることもあります。
そのため、ケージでお互いに干渉しない場所や時間を作ることで、犬にとっても他の動物にとってもリラックスする場所を作ってあげるとよいでしょう。
小型犬のケージを選ぶ6つのポイント
サイズはちょうどいいか
サイズは、大きければ大きいほどよいというわけではありません。あくまでも、犬にとって安心できるスペースであることが重要です。目安としては、楽にUターンができ、真ん中でゆったり伏せができる大きさくらいが最適といわれています。
また、ケージ内にトイレを設置できるものもありますが、犬は、基本的に寝る場所の近くで排泄をするのを嫌がる傾向にあります。そのため、しっかりとトイレの場所を分けられるくらいのサイズのものを用意しましょう。場所と飼い主と一緒に生活するスペースも考え、無理のない大きさを選ぶのがベストです。
掃除が簡単にできるか
犬の生活している環境を清潔にしてあげることは、飼育をするうえでとても重要です。そのため、掃除がやりにくいと飼い主にとってストレスになるので、掃除が簡単にできるかどうかは選ぶポイントとなります。一番掃除がやりやすいのは、天井が外れて、床下の部分がトレーになっているタイプです。食べこぼしなどを簡単に掃除することができます。
また、ケージの下に敷物を敷くタイプもあります。この場合は、抜け毛や食べこぼしなどが絡みつかない素材で、洗えるものを選ぶようにしましょう。
インテリアに馴染んでいるか
部屋に置くものなので、他のインテリアとの調和も大切なポイントですよね。木製のケージなら、他のインテリアとも馴染みやすいのでおすすめです。ただし、噛み癖のある犬は、ケージを噛んでしまわないようにしつけをするなどして注意しましょう。
ケージの移動は頻繁に行わない
ケージを頻繁に移動させるのはやめましょう。移動させられるたびにその場所に慣れなければならないので、犬にとってストレスになってしまう可能性があります。そのため、模様替えをする時もケージの場所はなるべく変えないように気をつけてください。
大きさを変えられるか
犬種によってはあっという間に大きくなる犬もいます。そのためケージの大きさは、成犬になったときのことも考えなくてはなりません。
そんな時に便利なのは大きさを変えることができるタイプです。拡張したり縮小したりできるケージを選べば、犬の成長に合わせて大きさを変えることができるので、将来大きくなる種類の犬を飼っている人にはおすすめです。
屋根付きかどうか
屋根のついていないサークルタイプは、掃除がやりやすく開放感があるというメリットがあります。また、大きさを自由に変えられるものがたくさんあります。
しかし、脚力のある犬の場合は飛び出してしまったり、地震があったときなどに落下物が当たってしまう可能性もあり、屋根がないと安全性に欠けます。そのため、屋根があるタイプの方がより安心して使用することができるといえます。
持ち運びができるか
愛犬と一緒によくお出かけをするなど、頻繁に動かす予定のある人は持ち運びのしやすいものを選ぶとよいでしょう。キャスター付きのものや、取っ手が付いているものなどがあります。ペグが付いていてキャンプのときに固定できるものもあるので、ライフスタイルに合わせて選ぶことができるでしょう。
小型犬ケージおすすめ5選!
Petio トイレのしつけが出来るドッグルームサークル
■amazon価格:13,129円
このドッグルームサークルはケージ型で天井はありませんが、しっかりとした造りになっています。トイレと居住スペースが分かれているので、犬がトイレの場所を覚えやすく、トイレトレーニングが簡単にできるでしょう。
また、居住スペースの扉は横スライドドアなので、開閉しやすく場所を取りません。トイレ側のドアは大きく開くので、トイレ後の掃除がしやすくなっています。
このサークルは大きさが3種類あるので、愛犬の大きさに合わせて購入するとよいでしょう。また、色もブラウンとホワイトの2種類あるので、インテリアに合わせて選ぶことが可能です。
マルカン ドッグフレンドルーム天面フェンス付き
■amazon価格:4,196円
このケージは造りがしっかりしていながら値段がとても安いのが魅力です。天井が付いていて丈夫ですし、掃除のときには取り外せるようになっているので便利に使えます。ワイドドアで犬も出入りがしやすくなっています。シンプルなデザインで大きさもちょうどよいため、インテリアにも馴染みやすいです。
同じメーカーでサークルタイプのものもあります。こちらは折り畳みもできるので、ライフスタイルに合わせて購入を考えてみてはいかがでしょうか。
アイリスオーヤマ 折りたたみケージ
■amazon価格:4,324円
このケージは、車でのお出かけなどに便利なタイプのケージです。室内で使うのはもちろん、天井部分に取っ手が付いているので、そのまま移動して車に運ぶことができます。
使わないときはコンパクトに折りたたむことができるため、収納にも困りません。下のトレーは引き出し式になっており水洗いができるので、掃除もしやすくなっています。
大きさは全部で3種類あり、色もシルバーとブラウンの2色展開されているので、愛犬の大きさやインテリアに合わせて購入しましょう。
リッチェル キャンピングキャリー
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こちらは、一般的なケージとは違い、移動が楽にできるタイプです。室内ではハウスとして使用することができるので、普段から慣れておくことで、災害時や急な来客時などに安心して移動することができます。プラスチック製なので水洗い可能でお手入れも簡単です。
車での移動時はキャリーごとシートベルトに固定できるため、安全対策もばっちりです。左右どちらからでもドアを開閉できたり、上の扉も開けたりすることができるので、簡単に愛犬を出し入れすることができ便利です。
別売りのショルダーベルトを付ければ、徒歩での移動時にも簡単に持ち運びすることができます。このキャリーはサイズが2種類、色も2種類あるので好みに合わせて選ぶようにしましょう。
ottostyle.jp 折りたたみ八角形ペットサークル
■amazon価格:4,950円
急な来客時やアウトドアにも使える、折りたたみ式のペットサークルです。専用のキャリーバッグがあるので、使わないときや移動するときはサッと畳んで収納することができます。とても軽く、女性や高齢の方でも簡単に持ち運ぶことが可能です。アウトドアのときは専用のペグが付いているので固定することができます。
また、ドリンクフォルダーや小物の収納ができるサイドポケットが付いていて、細かいところにも使いやすさが追及されています。側面はメッシュ素材でできており、通気性にも優れています。3種類の大きさがあるので、愛犬や部屋の大きさを考慮して選ぶようにしましょう。
愛犬にぴったりのケージを探そう
愛犬をケージに入れるのは窮屈そうに見えますが、犬本来の性格からリラックス効果があるため犬にとっては落ち着く場所になります。ここで紹介しているケージの他にもさまざまな種類のケージがたくさんあるので、愛犬の大きさやライフスタイル、インテリアなどを考慮して、愛犬にとってぴったりのケージを探してみてくださいね。
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