魚を原料にした人間用の魚肉ソーセージは、愛犬にあげてもいいのか知っていますか?手軽であげやすいことから中にはあげたことがある人もいるかもしれませんが、実は犬にとっては避けたい食品のひとつでもあります。ここではその理由について詳しく解説していきます。
犬に魚肉ソーセージを食べさせても大丈夫?
犬に魚肉ソーセージを与えてはいけない
魚肉ソーセージは、その名の通り魚を原料にして作られているヘルシーな食品です。中には「栄養機能食品」「特定保健用食品」と表示されている商品や、保存料・着色料を使っていないものもあります。
このように、厚生労働省に認められている魚肉ソーセージですが、犬にとっては塩分が多すぎることが挙げられます。
犬に魚肉ソーセージをあげてはいけない理由
塩分の過剰摂取になる
犬に人間用の魚肉ソーセージをあげてはいけない理由は、犬には塩分が多すぎるからです。
魚肉ソーセージに含まれている塩分の量
では魚肉ソーセージ1本に含まれている塩分量はどれくらいなのでしょうか。一般的な魚肉ソーセージは1本あたり75gで、含まれている塩分量は約1.3gになります。従って、身体の小さい小型犬は魚肉ソーセージを10分の1食べただけで人間にとっての1本分に相当します。
犬が普段食べているドッグフードにも塩分は含まれているので、それに加えて魚肉ソーセージを与えると塩分の過剰摂取になってしまいます。
魚肉ソーセージに含まれている塩分の量
では魚肉ソーセージ1本に含まれている塩分量はどれくらいなのでしょうか。一般的な魚肉ソーセージは1本あたり75gで、含まれている塩分量は約1.3gになります。
従って、身体の小さい小型犬は魚肉ソーセージを10分の1食べただけで人間にとっての1本分に相当します。
犬が普段食べているドッグフードにも塩分は含まれているので、それに加えて魚肉ソーセージを与えると塩分の過剰摂取になってしまいます。
塩分を摂りすぎるとどうなるの?
犬が塩分を摂りすぎると人間と同じように病気になる恐れがあります。塩分を多く摂りすぎると普段よりも水を飲む量が増えるので、犬がいつもより水を飲んでいたら塩分の摂り過ぎを疑ってみましょう。
塩分の過剰摂取は高血圧、腎臓病、心臓病のリスクを高めるので注意が必要です。これらの病気にかかってしまうと、長期の治療が必要になってしまうので塩分の過剰摂取は避けなければなりません。
犬にとって中毒性のある玉ねぎが含まれていることがある
中には玉ねぎが含まれている魚肉ソーセージもありますが、玉ねぎは犬にとって中毒性がある食品なので危険です。
この中毒は、ネギ類に含まれている「有機チオ硫酸化合物」が犬の赤血球のヘモグロビンを破壊し、貧血を引き起こしてしまうもので、玉ねぎそのものをかじらなくても、ネギの成分が含まれているだけで十分に中毒を起こす恐れがあるので注意が必要です。
犬が魚肉ソーセージを食べないようにするには
基本的なしつけをする
犬を迎えたときに一番はじめにすることはしつけです。飼い主さんのOKが出ないと勝手にものを食べないようにしつければ、犬が中毒性のあるものを口にする危険がほぼなくなります
犬が食べてはいけないものは犬の届かない場所に保管する
しつけの最中に飼い主さんが留守をする場合、犬をケージに入れて留守番させるようにしましょう。ケージの中で待つ習慣をつけることで、誤飲・誤食が防げます。
そして、犬が食べてはいけないものをテーブルの上など犬が届く場所に置かないようにしましょう。いい匂いがする魚肉ソーセージは、愛犬が丸ごと口に入れてしまい、ビニールや金具を飲み込む危険性もあります。 飼い主さんがいるときでも、ほんの少し目を離したすきに犬が口にしてしまう可能性があるので十分に注意しましょう。
犬に魚肉ソーセージは与えないほうがいい
人間にとってはヘルシーな魚肉ソーセージでも、塩分のことを考えると犬には食べさせないほうがいいということはお分かりいただけたと思います。犬は総合栄養食のフードを食べていれば、必要な栄養と塩分を摂取することができるので、あえて魚肉ソーセージを食べさせる必要はありません。
もし犬に与えるなら犬用のソーセージが売られているので、それを選ぶといいでしょう。そして、ソーセージを食べさせる時はフードの量を調節しないとカロリーオーバーになり、肥満の原因となるので気を付けてくださいね。
また、魚肉ソーセージを愛犬に一度でも食べさせたことがあると、犬はもっと欲しいとねだるかもしれません。飼い主さんが目を離したすきにテーブルに置いた魚肉ソーセージを食べてしまうことも考えられるので、十分に注意してください。そして、このようなことを防ぐためにも犬に魚肉ソーセージを食べさせないほうがいいでしょう
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