犬にチンゲンサイを与えてもいいの?おすすめレシピもご紹介! 犬にチンゲンサイを与えてもいいの?おすすめレシピもご紹介!

犬の食事・ドッグフード

犬にチンゲンサイを与えてもいいの?おすすめレシピもご紹介!

愛犬の健康を考えて手作りのご飯を作っている飼い主様も多くいらっしゃると思います。今回、ご紹介するチンゲンサイは白菜の仲間でビタミンが豊富に含まれており、わんちゃん達の体に良い食材の1つと言えます。

飼い主様の献立にも役立つチンゲンサイのレシピや栄養素を、是非ご覧ください。

犬にチンゲンサイはあげてもいいの?

野菜は体に良いというイメージがあるため飼い主様の中には、日々の愛犬の食事に野菜を入れてあげているという方も多いのではないでしょうか。

もちろん、愛犬にチンゲンサイなどの野菜を与えることで体の栄養バランスが整い、より健康体へと導いてくれます。ですが、野菜には以下のような、犬が食べても良い野菜と犬が食べてはいけない野菜とがあります。

犬が食べても良い効果的な野菜の例:チンゲンサイ、さつまいも、トマト、キュウリ、レタス、かぼちゃ、キャベツなど。

犬が食べてはいけない危険な野菜の例:にんにく、ネギ、ニラ、玉ねぎなどのネギ類の食材、アボカド、ぶどうなど。

犬に野菜を与えることの効果

野菜に多く含まれているビタミンや食物繊維などは犬の体に効果的な栄養素です。

ビタミンはチンゲンサイなどの葉茎菜類の野菜に豊富に含まれる栄養素で、皮膚や毛並みの改善をしてくれます。また食物繊維はさつまいもなどの土物類や根菜類に多く含まれている栄養素であり腸内環境を整える役割があります。

そして野菜を食べることで水分補給も同時に行えるので、水分が不足しがちな夏の時期には夏野菜のトマト、キュウリ、レタスなど水分を多く含む野菜を愛犬に与えることで脱水防止にもなります。

チンゲンサイに含まれる栄養素

ビタミンが豊富なチンゲンサイは白菜の仲間です。ハウス栽培でも作られている野菜なので季節に左右されず年中スーパーなどで見かけますよね。料理では幅広く使えるので大変便利な食材でもあります。では、チンゲンサイに含まれている詳しい栄養素を見ていきましょう。

チンゲンサイに含まれる栄養素:B-カロテン、ビタミンC、ビタミンE,鉄分、カルシウム、リン、カルシウム葉酸、食物繊維など。

チンゲンサイに含まれる栄養素で特に注目できる栄養素はB-カロテンです。チンゲンサイは野菜の中でも特に多くのB-カロテンを含んでいます。

このB-カロテンは強い抗酸化作用を持っており、抗がん作用や免疫を活発にする効果だけでなく体内に入ると必要に応じてビタミンAに変化してくれます。

ビタミンAの効果には視力維持や皮膚や粘膜などの健康維持、病原菌からのバリアを張ってくれるので喉や肺を守る働きがあります。

また、チンゲンサイから摂取したB-カロテン=ビタミンAは体に必要ないときは体外に排出されるので、ビタミンAの過剰摂取から引き起こる問題とされる頭痛やめまいなどの心配もなく、安心して健康維持に役立ちます。かといって、ビタミンAを摂取しすぎてしまうと肝臓の病気にかかりやすくなる危険性がありますので過剰摂取にはお気を付け下さい。

チンゲンサイはどうやって与えるのがいい?

硝酸が多いので生で与えるのは避けて!

飼い主様が愛犬に、チンゲンサイを与えるときに注意したいことは、チンゲンサイを生で与えることは絶対に避けて欲しいということです。チンゲンサイには愛犬の体に良いビタミンが豊富に含まれていますが、同時に硝酸という成分も含まれています。チンゲンサイに含まれる硝酸の成分は愛犬や人の体内に、過剰に摂り過ぎるのは好ましくないとされている成分です。この硝酸の成分を和らげるためにサッと茹でるあく抜きの過程はとても大切であると言えます。

チンゲンサイおすすめの与え方は、サッと茹ででから水洗い、みじん切りにして少量を与えることが愛犬達の体に効果的です。

チンゲンサイの食べ合わせも考えよう

チンゲンサイに含まれる「硝酸」そのものに有害性はありませんが、硝酸は体内で還元されると亜硝酸塩に変化します。この亜硝酸塩は食べ合わせによって「発がん性」に変わるので注意が必要です。

発がん性に変わってしまう食べ合わせの例として、チンゲンサイ(硝酸が含まれる食べ物)と一緒に、納豆(細菌を利用した発酵食品)や明太子(アミン成分が含まれる魚類)を食べることです。基本的に愛犬達は納豆などを食べることはありませんが、アミン成分が含まれる魚類などは食べることがあるので、チンゲンサイを与える際は、魚類との食べ合わせは避けて与えるようにしましょう。

野菜は少量で与える

飼い主様が愛犬に上手に野菜を食べさせるポイントは、野菜の量はドッグフードの全体の20%を越えないように必ず少量を与えることです。トッピングの場合と手作りごはんの場合で割合が少し違うので以下の例をご参考にしてくださいね。

●手作りごはん 主食(フードやお肉)3:副菜(野菜)1=3:1の割合で与える

●トッピング ドッグフード100g:野菜5g~15g(愛犬の大きさに合わせて20%以内の適量です)

愛犬の消化器官は本来、野菜を消化することが得意でないので、野菜が体に良い食材であっても大量に与えることは消化不良を引き起こし、下痢や体調不良の原因になってしまう為、与えることがかえって逆効果になってしまいます。

このため適切な量の野菜を与えるということは、愛犬が食べた野菜の栄養素を体にしっかりと吸収することができる最も効果的な食べさせ方と言えます。

 

今日の愛犬のご飯に!工夫色々チンゲンサイのレシピ

「今日のご飯は何にしようかな…?」そう悩まれている飼い主様におすすめの、愛犬が喜ぶ美味しいチンゲンサイのレシピをご紹介します。ここで、ご紹介するレシピは愛犬の体のことを考えて、チンゲンサイの豊富なビタミンなどの栄養がしっかりと吸収されやすいように工夫された安心安全のチンゲンサイのレシピです。是非、献立のご参考にしてくださいね。

あっさりだけど食べ応えばっちり!豚肉とチンゲンサイのスープ雑炊

材料(1食分)愛犬の体重2kgあたり:チンゲンサイ1枚、豚肉20g、パプリカ0.2個、しめじ:少々、すりゴマ:1つまみ、白ご飯10g

①鍋でお湯を沸かしておきます。

②豚肉を細かく切り①で沸かしたお湯に入れます。

③チンゲンサイ、パプリカ、しめじを刻んで②に加え、弱火で5~10分煮ます。

④用意した白ご飯に③をかけて、すりゴマをトッピングして、ほどよく冷めたら出来上がり。

 

犬にも中華?!鶏肉とチンゲンサイの中華ごはん

材料(1食分)愛犬の体重14kgあたり:チンゲンサイ3枚、鶏肉100g、ニンジン40g、白ご飯100g、味付け:鶏ガラスープ:少々、片栗粉:少々

①野菜と鶏肉を愛犬が食べやすいサイズにカットします。

②鍋に材料が半分浸かるくらいの水を入れて、鶏ガラスープを少々加えて煮立てます。

③スープが煮立ったら①を鍋に入れてください。火が通って具材が柔らかくなったら片栗粉を少々加えてとろみをつけます。

④用意した白ご飯に③をかけて、ほどよく冷めたら出来上がり。

 

犬も温まる!鶏肉とチンゲンサイのクリームスープ

材料(1食分)愛犬の体重に合わせて適量:野菜(チンゲンサイ、ニンジン、きのこ)、ショウガ:少々(鶏ひき肉へ混ぜる)、鶏ひき肉(鶏むね肉、鶏もも肉:どちらでも可)、豆乳、五穀米

①鶏ひき肉にショウガのみじん切りを少々加えて、ミニ肉団子を作り茹でる。

②野菜をみじん切りにして、フライパンにゴマ油を引き炒める。

③野菜に火が通ったら、鍋を用意して①と一緒に豆乳で軽く煮立てます。(豆乳を煮たて過ぎると凝固するので、長時間煮ないように注意してください)

④用意した五穀米に③をかけて、ほどよく冷めたら出来上がり。

ショウガについて:ショウガはネギ類ではないので少量をあたえることは問題なく、すりおろしショウガを一つまみ食事に混ぜることで、血行促進、殺菌効果、消化吸収の促進など体に良い効果があります。

 

ダイエットに最適!チンゲンサイと牛肉の春雨サラダ

材料(1食分)愛犬の体重9kgあたり:チンゲンサイ3枚、牛肉60g、ニンジン1/4本、春雨:乾燥30g、ゴマ油:少々

●春雨を表記の通りに茹でて戻したあと、水気を切り食べやすい大きさに短く切っておきます。
●チンゲンサイ、ニンジン、牛肉を食べやすい大きさに切ってフライパンにゴマ油を引き炒めます。
●火が通ったら②に①を混ぜて、ほどよく冷ましたら皿に盛りつけて出来上がりです。

 

まとめ

人の料理でも様々な場面で活躍してくれるチンゲンサイは、愛犬の美味しいご飯にもなります。ここで、チンゲンサイの効果をまとめます。

●犬の体に効果的なビタミンが豊富
●多くのB-カロテンを含んでいる
●チンゲンサイを活用して様々なレシピが作れる!

チンゲンサイを与えることは愛犬の体に良くバランスのとれた食事になります。また愛犬にチンゲンサイを与えるために気をつけるべき3つのポイントもあるので合わせて覚えておきましょう。

●硝酸が多いので茹でてから与えましょう
●チンゲンサイの食べ合わせも考えよう
●野菜は必ず少量で与える

この3つのポイントに注意することで、愛犬に上手にチンゲンサイを食べさせてあげることができます。ビタミンが豊富なチンゲンサイを工夫して与えることでより効果的に吸収できるので是非、ご紹介したレシピを活用して愛犬に美味しく食べさせてあげてみてくださいね。

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