愛犬が雨の日に着るレインコートを持っていますか?雨が続く梅雨の季節はもちろん、急な雷雨や雪、旅行にも愛犬用にレインコートが1枚あると便利です。毛が長い犬もレインコートがあれば雨の日のお散歩が楽しくなります。犬用のレインコートには様々な素材やタイプのものがあります。今回は犬用のレインコートのおすすめの選び方についてご紹介していきます。
雨の日のお散歩って億劫ですよね・・・
朝起きたら雨、人間も雨の日は憂鬱な気分になりますよね。雨の中愛犬のお散歩にいかなくてはいけない、犬のからだがびしょびしょになるし、お腹に泥が跳ねるから家に帰ったらからだをきれいに拭かないと、ちゃんとドライヤーでも乾かさないと・・・と考えると、つい億劫な気分になってしまいます。こんなとき、犬にレインコートを着せてお散歩に出かければ、からだが濡れたり、泥はねすることを防ぐことが出来るため、お散歩後のお手入れが格段に楽になります。雨が降っているときはもちろん、急な天候の変化にも対応できるので犬用の薄いレインコートをお散歩バックに入れておくのもおすすめです。
最近は人間のアウトドア用の素材を使用した、犬の動きやすさを追求した機能的な犬用のレインコートや、デザインがおしゃれなレインコート、着脱させやすいレインコートとさまざまな種類があります。まだ使ったことがないという飼い主様に犬用のレインコートは、是非おすすめしたい犬用グッズです。
レインコートの選び方
ここからは犬用のレインコートの選び方をご紹介していきます。レインコートには「マントタイプ」「オールオーバータイプ(フルカバー)」「洋服タイプ」「ポンチョタイプ」「エプロンタイプ」とさまざまな種類があります。それぞれ素材が異なるため、犬種の特徴の違いや、愛犬が着て嫌がらないなど条件も異なるので、レインコートはこれが一番というものは一概にはいえません。
サイズの測り方
犬用のお洋服は、犬種に合わせるためたくさんのサイズがあります。レインコートも同様で、超小型犬から超大型犬、足が長い犬種、短い犬種、胴の長さ、頭の大きさなどによって選ぶサイズが変わってきます。さらにレインコートを製造しているメーカーの基準によっては、参考となるサイズも違うので、試着をしないで購入する場合は、注意が必要です。
最近では、大型用品店では試着や現物に触れることができたり、店員が採寸を行ってくれるお店もあります。犬関連のイベント会場での出店といった機会を利用することも、選び方や、サイズの目安になるでしょう。
メーカーによって基準が異なりますが、基本的には頭部の終わり部分の首から、尻尾の付け根の部分の「着丈」、首輪のサイズと同じ「首周り」、肩から胸にかけての一番太い部分である「胴周り」、腰からお腹にかけての一番細い部分である「ウエスト」、犬をきちんと立たせた状態で、地面から肩甲骨の一番高い部分までの「体高」を参考に、愛犬に一番近いサイズを選んでいきます。その他、メーカーによっては「犬種」と「体重」も参考情報として掲載している場合もあります。犬は歩くときに4本の足を動かすので、サイズの選び方としてはぴったりでキツイサイズよりも、少し余裕のある動きやすいサイズ感を選ぶことがおすすめです。
速乾性が便利!
レインコートには機能的な素材を採用しているメーカーが多くあります。雨でからだが濡れなければビニール素材でもよい、軽くて撥水性のある素材がよい、すぐ乾く速乾性の素材がよい、人間のアウトドアブランド素材のように防水透湿性(防水で蒸れにくい)の高い素材がよいと飼い主様の希望によってレインコートの選び方が変わってきます。
撥水性も必要かもしれませんが、朝濡れて夕方までにすぐ乾くという速乾性の高い素材のレインコートも日常使いに非常に便利です。速乾性の高い素材のレインコートは、軽く動きやすい製品が多いので、犬も違和感なくレインコートを着て動けるのでおすすめです。
フードはわんちゃんによって向き不向きがあるので要注意
フードのついたレインコートは、神経質なわんちゃんには向かない場合があります。ただでさえガサガサと音のする洋服を着てお散歩に行き、トイレを済ませて雨の中歩き続けなければなりません。さらにフード付きのレインコートは耳元で動くたびに大きな音がするので、レインコートを嫌がるようになる犬もいます。反対に極度の寒がりの場合や、水に濡れること自体を嫌がる犬の中には、フード付きのレインコートをすんなりと受け入れてくれる子もいます。歩きながらフードや紐、装飾を気にして噛む犬もフード付きのレインコートは不向きといえます。
可愛いデザインのレインコートを着せてお散歩に行きたい気持ちもわかります。しかし、その子によって性格や苦手なものが異なるので、飼い主様は愛犬が嫌がったり、ストレスがかからないように配慮して、自分の愛犬にはどんなレインコートが適しているのかを考えて選ぶようにしましょう。
服を着慣れていない子にはポンチョタイプを
普段お洋服を着慣れていないわんちゃんには「ポンチョタイプ」や「マントタイプ」のレインコートがおすすめです。「ポンチョタイプ」や「マントタイプ」は頭から無理にかぶる必要がなく、足も通さなくてよいレインコートです。大半がマジックテープやボタンで簡単に着脱したり、緩めに調整できるので、初めてレインコートを着る犬も違和感なく着やすいところが特徴です。
お洋服慣れしていないわんちゃんは、レインコートが「ガサガサ」と擦れる音や、マジックテープを剥がす「バリバリ」という音に驚いてしまう場合もあります。撥水加工が施されていたり、伸縮性がある洋服やレインコートは音がしにくいタイプが多いので、そういった素材を選ぶこともお洋服嫌いにならないようにするためのアイデアです。
体を汚したくない場合はオーバーオールタイプを
強い雨でも安心して歩ける、むねやお腹、内股の泥はねが気になる、雪解け時期のお散歩といった愛犬のからだをどうしても汚したくない場合には「オーバーオールタイプ(フルカバー)」のレインコートがおすすめです。
「オーバーオールタイプ(フルカバー)」は、雨が当たる部分はもちろん、足先もすべて覆われているタイプなので、雨の他に跳ね返った泥や雨水を防いでくれるレインコートです。このタイプのレインコートには、雨に濡れない、からだを濡らさない、汚さないというメリットがありますが、その分高価なレインコートであること、レインコートを着せるのに、頭はもちろん足も1本ずつ通していかなければならないので、着脱が難しいのがデメリットになります。お洋服に慣れている犬やおとなしい犬であれば問題ありませんが、お洋服を着るのが苦手な犬、普段洋服を着ない犬が初めてレインコートを着る場合や、暴れて逃げるケースでは苦戦するかもしれません。
レインコート選びの際の注意点
たくさんあるレインコートの中から、愛犬にあったものを探すときに、選び方として注意する点をご紹介します。できればおしゃれなデザインのレインコートがよいと飼い主様は思うかもしれませんが、レインコート選びは愛犬が着やすいこと、動きやすいことを考えて選ぶべきです。
腹部をマジックテープで留めるものには注意
犬用のレインコートを選ぶ際の注意点としては、マジックテープやファスナータイプを採用したレインコートは、着脱の際に慎重なる必要があることです。特に毛の長い犬種は被毛がマジックテープの凹凸に絡まってしまったり、ファスナーに被毛が絡まってしまうことで皮膚が刺激されて痛い思いをすると、レインコートを着るのを嫌がるようになったり、逃げ回るようになったりする可能性があるので注意しましょう。
着脱の際にはマジックテープの大きな「バリバリ」音を出さないようにできるだけ注意をしましょう。すでに音が嫌いになってしまっている場合、慣れるまでは、ご飯やおやつをあげながら犬の意識が食べ物にいっている間にマジックテープをささっと剥がすといった対策もあります。
視界が悪い夜のお散歩のために、ちょっとした選び方の工夫を
人間も雨の日の夜間に黒や茶色といった背景に同化してしまうような服を着ていると、車を運転している人から見えにくくなってしまいます。特に犬は運転手が想定している位置よりもさらに地面近くの低い位置を歩きます。このため運転手は犬が歩いていることすら気がつかない可能性もあります。視界が悪い夜間にお散歩に行くことが多いわんちゃんの場合は、黄色やオレンジといった明るい色のレインコートを選ぶのも雨の日の夜間に歩く安全対策です。できれば、遠くからでも犬がいることを認識させるためにレインコートに反射板がついた製品を選ぶことをおすすめします。
まとめ
犬用のレインコートは数多くの製品があり、どのタイプがよいのか、どんな素材がよいのか悩めば悩むほど、どれにすればよいかわからなくなってしまうかと思います。雨の日のお散歩にどのタイプであれば使いやすいか、犬が嫌がらないか、オールマイティな使い方ができるかといったことから選び方を考えてみると良いかもしれません。これからレインコートの購入を検討中の方は、選び方の参考にしてみてくださいね。
記事ランキング
まだデータがありません。